ひきこもりの稚拙な考察

社会に対して懐疑的な視点しか持ってない

new-born Japan到来

日本の企業は欧米の企業と比べて働き方の効率が悪い、と言われています。

仕事の効率の悪さは企業の存続に関わります。よりスピーディに、より価値の高いアウトプットが可能でないと、付加価値や革新性が求められる今の世界では勝ち残れません。

なぜ効率悪い?
効率の悪さは意識決定プロセスに多くの障壁があるからだと思いますが、大きく分けて以下の3つが挙げられると思います。
これら1つ1つについて私の考えを述べていきたいと思います。

組織構造
日本企業と欧米企業の組織構造の大きな違いは、機能別組織業務別組織かです。前者は欧米の企業に多く、マーケティング/営業/開発..etc、などの部門が完全に独立していて、部署内で意思決定が行われ幹部が各部署を統括する構造です。
後者は日本企業に多く、事業ごとに区切って業務を行います。

機能別組織は各部門内だけで意思決定を下し、最終的に幹部が取りまとめるためスムーズで効率が良いです。
業務別組織は横の繋がりが強くチームとしての連携が効きますが、各業務組織に異なる機能を担うアクターがいるため意思決定に時間がかかります。

年功序列の組織ではある程度の年齢に達しないと自由に動けないため、優秀な若い人材の能力を無駄にしかねません。また優秀でなくても年齢とともに管理職に就けるため、無能な上司によって失敗する可能性があります。

時間対価
欧米の企業は実力主義であり、発揮した成果によって報酬が決められます。
一方日本の企業は初めから給料が決まっていて、年齢とともに徐々に上昇していきます。
この違いが働く人の仕事に対する価値観を変えていると私は感じます。

日本の企業の場合、給料が入っていに定められているため頑張ろうが頑張らなかろうが給料は変わりません(昇進すれば給料は上がりますが、給料が地位に縛られている点は変わらない)。そのため給料=働いた時間、努力した時間として考えられているのではないでしょうか。


これらの日本独特の文化は今後確実に変わっていくと思います。先月シャープが台湾企業に買収される事が決まりましたが、40代以下の雇用は守る一方、それより上の社員は知らん、という事が発表されました。年功序列に甘んじてきた上層部の社員は不要という事でしょう。

そもそもシャープが外国資本に頼らざるをえなくなるなど、誰が予測できたでしょうか?日本を代表する数々の大手がいま赤字経営になると、誰も思っていなかった。それだけ時代は変わりつつある。

既に年功序列などの文化が消え始める初めの段階であると私は考えています。
抜本的な企業改革new-born Japan(新生ジャパン)の到来が楽しみです。