ひきこもりの稚拙な考察

社会に対して懐疑的な視点しか持ってない

読書の意義

読書

同世代の大学生と話をしていると本を読む人もいれば読まない人もいる(当たり前だけど)。昔より本離れが多くなったかどうかはきちんとしたデータが無くて分からないので、その点は触れませんが(SNSで配信されるニュースが増えてるし)、本を読まない人はもったい無いなーと感じるわけです。
なんで本を読んだらいいのか、自分にとっての読書とはなんぞやということを考えてみた。

  1. 先人たちの知恵や経験を仮想経験できる
  2. 新しい視点から考えることができる
  3. 考えるツールが増え思考力が高まる

1.先人たちの知恵や経験を仮想経験できる
人が生きられるのは80年。しかし人間社会ははるか昔から始まっており、80年の人生であらゆる知恵や経験を身につけるのは不可能。しかし本を読むことで過去の人々の考え方やノウハウを簡単に手に入れることができる。
ミラー効果というのをご存知でしょうか?他の人の思考や行動を見ることによって、あたかも自分がそれを実際に経験したかのような状態を作り出せる脳の特性である。スポーツ選手がイメージトレーニングなどを重ねるのはこのミラー効果を狙ったものだ。
つまり読書も本質的にミラー効果と同じ。たった一冊の本にも多くの知恵や経験が詰まっているのだ。ということは、読書は自分が実際に経験していなくても脳内のニューロンに刻み込まれるため、かなりコスパがいいことがわかる。

2.新しい視点から考えることができる
あなたは自分が悩み事があるときに誰かに相談しないだろうか。なぜ人に相談するのだろう?それは自分以外の人から意見を仰ぐことで自分に無い視点から問題を考えることができるからだ。企業が一人の社長ではなく複数の幹部をトップとしている理由も同じだ。多くの視点から物事を捉えることでベストな答えに導くことができる可能性は高い。
読書で得られる新しい知識や筆者の着眼点により、多角的な思考力を養えるのだ。

3.考えるツールが増え思考力が高まる
上記と強く関連しているが、あらゆる知恵をインプットしておくことで考える際に様々なアプローチが可能となり、またアイデアが生まれやすくなる。
例えば小学生に「商品Aをなるべくたくさん売ってください」と問いかけるとしよう。小学生はマーケティングの知識もキャッシュフローの概念も無いからあまり良いプランは立てられないだろう。一流のマーケッターだとどうだろうか?戦略的なプロモーションからインフラまであらゆることを多角的に考えベストなプランを出してくれるだろう。
この違いはすなわち、マーケティングの知識があるか無いか、資本主義のシステムを理解しているかいないかの違いである。知識が多ければそれだけ良質なアウトプットが望める。

いかがでしょうか。
私の考える読書の哲学でした。